高等教育機関の機能を強化 論点整理に向け素案提示

文科省は、中教審大学分科会の第132回会合を12月14日、同省で開催した。事務局は、作業チームの論点整理に向けた基本的な考え方の素案を提示。委員らは、基本的方向性や、今後の高等教育の在り方を検討する方向性について議論した。

事務局から提示されたのは「今後の各高等教育機関の役割・機能の強化に関する作業チーム」の論点整理に向けた基本的な考え方(素案)。高等教育政策の動向や高等教育を取り巻く状況の変化に触れている。

グローバル化や産業構造の変化などを踏まえ、高等教育全体で充実させたい機能として、▽新たな価値創出の基盤となる創造的な教育研究の高度化▽社会の変化、地域や産業界の多様な要請を踏まえた実践的な教育の充実――を提示。これらの機能充実を図るために、▽新たな教育研究プログラム開発の柔軟性▽教育研究のグローバル化、国際的な学位等の通用性の確保▽教員、学生の流動性の向上▽入学する学生の多様化――などに留意する必要があるとした。

また各機関の機能強化への方向性も示した。大学では多様化の推進が重要とし、学位プログラムなどの教育課程の改善の検討が必要だとした。

一方、短期大学では、職業教育の充実・強化を重要とし、変化する学修ニーズに対応するため、小規模な学科の設置を可能とする仕組みを検討すべきとした。

他にも、高等専門学校や専門学校についての記述が盛り込まれている。

事務局は、同会での今後の高等教育政策の在り方に関する論点も提示。

高等教育を取り巻く状況の変化などを踏まえながら、▽実践的な職業教育に関する各高等教育機関の役割▽学部、学科の枠を超えた教育を行う学位プログラム▽人口減少時代の高等教育機関の規模、地域配置の在り方――などを検討するとした。

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