科学教育の優れた取り組みを表彰 ソニー教育財団

最優秀賞に選ばれた1校2園の取り組み(ソニー教育財団サイトから)
最優秀賞に選ばれた1校2園の取り組み(ソニー教育財団サイトから)

(公財)ソニー教育財団(盛田昌夫会長)はこのほど、平成28年度のソニー教育助成プログラムで募集した教育実践論文329件の中から、入選論文を発表した。最優秀賞に選ばれたのは、長野県諏訪市立中洲小学校、堺市の認定こども園深井こども園、奈良県奈良市立都跡こども園。

小・中学校が対象の、ソニー子ども科学教育プログラムのテーマは「科学が好きな子どもを育てる」教育実践と計画。

中洲小学校は、科学が好きな子供を「予想をし、検証を重ねながら自然現象に迫る」ととらえた。

予想の根拠を明示する指導を通じて、児童の考えの変化を分かりやすくした。青虫や水田、地域の伝統行事といった子供が親しみやすい学習の題材を選択して、積極的な学びを促した点も評価された。6年生では、地域を代表する御柱(おんばしら)でてこを学ぶ。10トンを超える大木を人力だけで運ぶ、1200年前から伝わる伝統的な祭りで、子供に理科の有用感を持たせた。

幼・保・認定こども園が対象の、ソニー幼児教育支援プログラムのテーマは「科学する心を育てる」幼児教育実践と方向性。最優秀に選ばれた両園は、他園の参考になる取り組みを行った点が評価された。

深井こども園は、子供が興味を持つ遊びについて、現状から今後を予想した「あそびの足跡」を作成。遊びの中で見つけた気付きを、▽素朴な気付き▽関係づけの気付き▽探索探求の気付き――に分類し、気付きが探究や探索に発展するまでの流れを、0歳から5歳まで年齢ごとにまとめた。

都跡こども園は、子供が遊びを自ら創りだすプロセスを重視し、不思議な体験の充実や、子供が遊ぶ環境の整備が大切だとした。子供の遊びに対して見守る、認める・共感する、提案するといった援助を行うことで、面白い遊びの探求が科学する心につながるという。

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