肥満傾向の子供が減少 被災地福島県も改善へ

文科省は12月22日、平成28年度学校保健統計速報値を公表した。5~17歳の子供たちの肥満傾向が減少しているのが明らかになった。東日本大震災後、肥満の子供が増加していた福島県では、解消傾向となった。またむし歯が中学・高校で過去最低となった。また視力0.1未満が小・中・高校で最も多い数値となった。

調査は、幼稚園から高校までの幼児児童生徒を抽出し、身長や体重などの発育状況は約70万人、むし歯などの健康状態は約340万人を対象に実施した。期間は今年4月から6月まで。年度末には確定値が公表される予定。

体重の傾向については、10年度から18年度あたりをピークに減少。肥満傾向についても、18年度以降、おおむね減少傾向にあった。肥満傾向を地域別でみると、東北地方や北海道など雪国が多く、東高西低となった。

11歳(小学校6年生)の肥満児の割合は、男子10.08%、女子8.31%。14歳(中学校3年生)は、男子8.04%、女子7.70%。17歳(高校3年生)は、男子10.64%、女子7.95%。

震災の影響などで運動の機会を奪われていた福島県については、10歳児で肥満傾向児が全国で最多だったが、それ以外の年代では、減少傾向となった。

文科省は「運動を促すような取り組みや施設の整備など、県や国が支援した事業が功を奏したのではないか」とみる。

身長については、6年度から13年度あたりをピークに横ばい傾向であった。

むし歯は、昭和40年代から50年代頃が最も多かったが、それ以降は減少傾向となった。特に今年度は、中学校でむし歯のある生徒は37.49%。高校では49.19%で、過去最低を記録した。小学校では48.89%だった。

その半面、視力の悪化が止まらない。視力1.0未満の子供は、小学校31.46%、中学校54.63%、高校65.98で、学校種が上がるほど裸眼視力が弱まっていた。

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