岐阜県の小6に文科大臣賞 城の自由研究コンテスト

城の自由研究コンテストの受賞者ら
城の自由研究コンテストの受賞者ら

第15回小学生・中学生「城の自由研究コンテスト」の表彰式が1月9日、東京都千代田区のアルカディア市ヶ谷で開かれた。コンテストは、(公財)日本城郭協会と(株)学研プラスが主催し、文科省と教育新聞社が後援した。

この日、応募作品368点の中から入賞作品21点が表彰された。文科大臣賞には、岐阜大学教育学部附属小学校6年生の香田篤宏さんの「日本の探検隊Part2~黒い城と白い城~」が選ばれた。

香田さんは各地の城を見て回ったとき、「なぜ、黒く見える城と白く見える城があるのか」という疑問を抱き、その意味を探ろうと研究に至った。姫路城や松本城など代表的な城を訪れ、城を管理している人から聞いた話や、見て感じたことなどを詳しく表にまとめた。

その結果、壁の色の変化には、漆と漆喰が大きな意味を持っていると突き止めた。豊臣は漆の重厚な黒と優美な金箔で権力を示したのに対し、徳川は白漆喰の大量生産が可能となり、白一色で威厳ある城を築城して、権力が徳川に移ったのを世に示したのだと明らかにした。

審査員からは、城のパーツの中でも壁に視点をあてた着眼の素晴らしさや、課題の設定から解決の道筋の立て方がしっかりしている点、実際に黒と白の壁を自身で制作して比較検討し、作り方や時代的な特徴までも明らかにして、「豊臣の城は黒い」「徳川の城は白い」という結論を導き出した点が高く評価された。

同協会の加藤理文理事は「研究する上で大切なのは、自分なりの課題設定をする、他者とは違う一工夫。さまざまな視点で考察する。自分の目で確かめる。誰にでもわかりやすく自分の成果をまとめる。じっくり時間をかけて調べる」と研究する上でのポイントを指摘した。

同協会のホームページでは、他の受賞者とその作品タイトルを公開している。

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