中学校科学部員に活性化事業 千葉市が内容深め実施

共同実験などを通じて科学の楽しさを深めた
共同実験などを通じて科学の楽しさを深めた

千葉市教委は、市内の公立中学校科学部生徒が集い、互いの活動を報告したり、共に実験を深めたりする科学部活性化事業を実施している。今年度からは、コンピューター部も加え、学校への出張プログラミング講座をスタート。さきごろ開かれた同市教委定例会でも、その教育的な意義が報告された。

同事業は「科学都市ちば」の実現を視野に、中学校科学部のさらなる活性化と相互交流、研鑽の機会を深めようと進められている。年間を通したセミナーの開催やコンテストへの参加を促している。部員の科学研究の基礎力育成と他校の取り組みからの刺激、先端研究分野と出会う中での学びの意欲付けや深化なども目指す。

今年度は初めて、希望校への出張プログラミング講座を行った。市科学館と連携し、同館職員や登録ボランティアが学校を訪問。部活動の中で、子供向けプログラミング言語「スクラッチ」を使った基礎プログラミングを体験した。

研究セミナーでは、各校の参加部員が同館などを巡り、専門家から多様な科学実験や実習の基礎知識、流れ、心得を学ぶ。複数の測定器具を使った実験も体験。センサーを使った電子工作にも挑戦した。

サイエンスクラブ・アセンブリーでは、参加した各部がそれぞれの活動を発表。独自の研究をパワーポイントなどを駆使してプレゼンテーションした。蒸気を効率的に活用するための動力構造や船体の仕組みを模索した発表などがあった。

各校の参加部員が共同で複数の実験に取り組む機会も実施。結合部品や接着剤を使わずに丈夫な構造を保つ「レオナルドの橋」づくりなどに携わった。他校生徒と関わり合う中で、実験への多様な切り口を発見したり、共に作業し合ったりする楽しさを得ている。

昨年度からは、特別研究セミナーと題し、NASAやJAXAが行う先端宇宙研究イベントにも参加。部員が専門家などと交流する中で、研究への意欲や刺激を得られる仕組みを数多く工夫している。

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