地域に居場所を 子育ての悩みを抱え込まないで

カレンダーに入れる写真を撮影
カレンダーに入れる写真を撮影

悩みを抱え込まないで、一緒に子育てを――。東京都荒川区にあるおぐぎんざおもちゃ図書館子育て交流サロンは、地域に住む赤ちゃんや乳幼児と保護者同士が交流し、子育ての悩みや喜びを共有できる場所である。月に1回行われるイベントでは、たくさんの親子の笑顔であふれる空間に。1月11日には、カレンダー作りを行った。子供と保護者の写真を載せた、半年間の記念カレンダーである。

1月から6月までが1枚に印刷されているカレンダーには、酉年にちなんだかわいらしい鳥の絵が刷られている。そこに、この日撮影した親子の写真をさらに印刷し、保護者がメッセージを手書きする。参加した母親は、「家族みんなで仲良く一緒に成長していこうね」「たくさん笑って一緒にお出かけしようね」「どんどん大きくなーれ」などと、子供の顔を見ながら書き込んだ。

7月から12月までのカレンダーは、6月に作る予定。

週に2、3回利用しているという9カ月の女の子のお母さんは、「北海道から出てきて友達があまりいない。子育てについて話す人がいないので、ここに来ると息抜きになる。広い空間で遊べるのは、子供にとってもよいと思う」と話した。

同サロンは、(社福)荒川区社会福祉協議会が主宰。同協会の川上明子さんは、「スタッフや親御さん、子供同士の何気ない会話が相談につながる場合がある。親子で家にこもらないように、悩みを抱え込まないように見守っていきたい。私自身、学ぶこともたくさんある」と笑顔で話す。

普段は、本やおもちゃの貸し出しや乳児の預かりなどを行い、地域の人と交流を深めている。子供の背中には名前と年齢を書いたシールを貼り、初めて会う人同士の会話につながるような工夫も。布と糸で作られた手作りの絵本や食べ物のおもちゃなどがあり、たくさんの人の温かい思いにあふれた空間で、子供たちの成長が見守られている。

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