留学生とスポーツなどで交流 千葉盲学校高等部で

さまざまな体験を通じ外国語学習や海外への興味を高めた
さまざまな体験を通じ外国語学習や海外への興味を深めた

千葉県立千葉盲学校(大野一美校長、幼児児童生徒数95人)は、千葉大学への留学生を招き、同校高等部生徒と障害者スポーツなどを楽しむ交流会を1月13日に開いた。留学生は、生徒とサウンドテーブルテニスに汗を流したり、視覚障害生徒の手を引き校内の歩行訓練などを体験したりした。

同校は今年度、千葉県教委から「一人一人の教育的ニーズに応じた教育課程~視覚障害のある児童生徒へのICT等を活用したグローバル教育」をテーマにした研究指定を受けている。これを踏まえた実践を模索する中で同学との協働が実現し、交流会が実現した。

来校したのは、タイ、モロッコ、コスタリカ出身の留学生。3人は、自国では教職を経験している。高等部生22人とスポーツやゲームなどを楽しんだ。留学生と関わり合う中で、生徒の異文化理解やコミュニケーション能力向上なども目指した。

体育館で体験したサウンドテーブルテニスは、卓球に似た競技。球の中に金属球が入っていて、転がるときに出る音を頼りに互いに打ち合う。留学生と生徒はアイマスクを装着し、同一条件の下で3点先取のゲームに興じた。

留学生が視覚障害生徒に寄り添い、校内での歩行をサポートする場面では、玄関から廊下に入る段差前で一時停止し、優しく注意を促しながら安全に生徒の足運びを支援。移動中は英語と日本語を交え、「趣味は何ですか」などと対話していた。生徒は交流を楽しみながら、世界への意識を高め、外国語学習の機会にもしていた。

生徒たちから留学生の歓迎として、英語の歌や踊りも披露。「今までにない経験ができた。ありがとうございます」などの感謝の言葉を贈った。留学生からは「みんなの誠実さに感動した。言葉の垣根を超え、いろいろな体験を共有できてうれしかった」などと返した。

同校では、この機会を足がかりに、今後、ICTなどを生かし、海外の学校との交流学習を模索したいとしている。

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