学生消防団員に奨学金 岐阜県大垣市が給付型で

岐阜県大垣市はこのほど、同市内居住の大学または専修学校の学生を対象とした「大学生等消防団員奨学金制度」を創設。在学中に2年以上、一般団員として活動するのを条件に、活動の期間中、毎月1万円を返済不要で給付する。

同市によると、このような制度は全国初。一般団員として活動する学生には、社会人の団員と同じ報酬や補償がある。今後、大学院および短大を含む市内の大学または修業年限2年以上の専修学校の学生10人を毎年募集していく。

学生は、訓練などの消防団活動に参加し、3カ月ごとに報告書を作成すると、奨学金の給付が継続される。活動場所は居住地近くなど、本人の希望が重視される。

地域の消防団に新たに加わる若手は、どの地方でも不足ぎみ。市の担当者は、学生が卒業後も同市に残る場合、若い団員として活動してほしい考えている。

同市でも、今年度当初の消防団員は699人。条例で定める750人を下回っている。同市では近年、少子高齢化や就業構造の変化で、平日昼間の災害時に活動できる消防団員の確保が困難になっている。そのような状況で、奨学金による経済的負担の軽減をするとともに、消防団の将来の担い手として、学生の加入を促進していく。

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