栄養教諭とシェフが地場産献立開発 しあわせ元気給食

メニューのひとつ。山内かぶらの菜めし、アオリイカのメンチカツ、切干しかぶらの煮つけ、長操汁
メニューのひとつ。山内かぶらの菜めし、アオリイカのメンチカツ、切干しかぶらの煮つけ、長操汁

福井県教委と(公財)県学校給食会は、県内の公立小・中学校、特別支援学校栄養教諭と飲食業関係者などの協働で、毎年、地場産物を使った郷土色豊かな学校給食の開発と食育を図る「しあわせ元気給食」事業を推進している。このほど、今年度、県内5ブロックごとの代表栄養教諭が開発した献立が決定。1月末に実践発表と試食会を行う。

今年度は、明治時代の郷土の偉人で食育の祖、石塚左玄の「一物全体食」の思想を踏まえながら、地場産物を豊富に使った給食を検討した。

福井ブロックでは、福井市立中藤小学校の室田聖野栄養教諭が、地元で捕れたサケやサバなどを使った和洋の給食を工夫した。コンセプトは「福いっぱいで味わいにっこりランチ」。協働者は、ビストロ後藤の八木敬一オーナーシェフ。

和食は▽大根葉とたまごのどんぶり▽ふくいサーモン揚げ浸し▽きのこの味わいみそ汁▽みかん――。洋食は▽ソフト麺越の国のパスタソース▽さつまいもチーズ春巻き▽カリカリトッピングサラダ――。サバのへしこをパスタソースの隠し味にした。石塚左玄が説く「一物全体食」を重んじ、大根は葉もしっかり使っている。福井の海と山の恵みを生かした豊かな味わいのメニュー。

嶺南ブロックでは、若狭町立三宅小学校の柴山優栄養教諭が「過去と未来をつなぐ若狭きらめき給食」をコンセプトに開発。和伊和伊亭の竹中淳二オーナーシェフと協働した。

郷土料理の大豆を入れた「長操汁」、伝統野菜を使った「山内かぶら」、朝廷の食を支えた鯖街道にちなんだ「サバカレー」などの献立になっている。若狭町の歴史と良さの伝承、愛が育まれるような内容。

他ブロックでは、坂井で坂井市立長畝小学校の岡崎知美栄養教諭、奥越吉田で勝山市立成器南小学校の村田佳織栄養教諭、丹南で越前町立宮﨑小学校の佐藤佳代栄養教諭がブロック代表の献立を開発した。

同事業は、今年度で4回目の開催。代表献立は各ブロックの公立小・中学校、特別支援学校で提供される。

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