勤務週60時間超 小で7割前半 中で8割後半

全国の公立小・中・高校など教員3284人から得た回答によると、小学校で7割前半、中学校で8割後半の教員が、1週当たりの労働時間が60時間を超えていた。連合総研が行った「教職員の働き方と労働時間の実態に関する調査」で、1月19日までに分かった。

同調査は、全国の公立小・中・高校、特別支援学校の教員5001人(小学校2835人、中学校1700人、高校326人、特別支援学校140人)を対象に実施。小学校1903人、中学校1094人、高校196人、特別支援学校91人から有効回答を得た。

このうち、週の勤務時間が60時間以上の教員は小学校で72.9%、中学校で86.9%。50時間以上60時間未満は小学校で27.1%、中学校で13.1%。50時間未満の該当者は小・中学校ともにいなかった。

同調査では比較対象群として、過去に行われた医師と民間企業雇用労働者のデータと比較。

週の労働60時間以上の割合が最も大きいのは「建設業」だったが、その割合は13.7%で、小・中学校教員の割合を大きく下回っている。また長時間労働など過重労働が指摘される医師でも60時間以上は40.0%、50時間~60時間未満は24.4%で、小・中学校教員に比べると割合は小さかった。

出勤時刻は、教員のほとんどが午前7~8時の間に出勤していた。小学校では7時30分~7時59分が50.3%で最も多く、次いで7時~7時29分が25.2%、8時~8時29分が17.1%。中学校でも7時30分~7時59分が44.9%で最多。次いで7時~7時29分が29.2%、8時~8時29分が13.0%だった。また7時以前に出勤する割合は、小学校では7.0%だったが、中学校では部活の朝練習があるからか、12.5%と高かった。

一方、退勤時刻は、小学校では午後7時台が29.8%で最も多く、次いで6時台が25.4%、8時台が20.2%。中学校では7時台が28.8%で最も多く、次いで8時台が26.8%、9時以降が19.9%で、こちらも部活動指導の影響で遅くなっているとみられる。

さらに中学校で部活動顧問をしている教員の退勤時刻は、運動部顧問の場合50.3%、文化部顧問では44.6%が午後8時以降に退勤。一方、顧問をしていない教員で8時以降に退勤するのは21.2%に留まっていた。

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