自販機プログラム 中2がエラー処理を工夫

課題を想定しながら対応策を見いだした
課題を想定しながら対応策を見いだした

小・中学校を結んだ継続的で系統的なプログラミング教育内容を考慮した中学校技術・家庭科の授業提案が、1月18日、相模原市立緑が丘中学校(上西雅己校長、生徒数339人)で行われた。同校2年生の技術分野「プログラムによる計測・制御」の実践を公開。自動販売機のプログラムを検証しながら、使用状況を勘案したエラー処理プログラミングに取り組んだ。

同市では、プログラミング教育の小学校必修化と系統的なプログラミング的思考の育成を見据え、小・中学校で連続性のある指導と実践を重視している。そんな観点からこの授業提案では、中学校でのプログラミング教育内容を深化、専門的な内容にする工夫を図っている。

授業は2年3組で実施。荒木佑輔教諭は、生徒の生活でよく利用されるタッチパネル式自動販売機のプログラムを題材に展開。タブレット端末を使った入力作業と反応を試すセンサー活用で進めた。

これまで、教科書に沿った手順で自動販売機の基礎的なプログラミングを経験。その上で、この時間は、設定外の硬貨が入った際の処理など、想定を外れた操作に基づくエラー処理プログラムを考えて設計するミッションに取り組ませた。

生徒が教科書通りに作製した自動販売機のプログラムに対し、同教諭は、反応や対応ができないトラブルの事態を複数考えるよう指示。生徒は、形や色が異なる金額が入った際の排出や、金額不足で購入ボタンが押された際の不足伝達処理などの事態を見いだし、対応プログラミングの方法を吟味した。

トラブル事例は印刷資料に一覧化。それぞれの課題を整理し、丁寧に見つめながら、解決のための適切なプログラミングを検証し、記録できるようにした。

生徒たちは、既習内容を振り返ってヒントを探ったり、互いのアイデアを交換したり、疑問を投げ掛け合ったりして、作業を進めていった。

同教諭は生徒に、作製したプログラムと実際の自動販売機の使用状況やエラープログラムとを比較させた。その中で、身近な計測・制御技術の手順などに興味と理解を深めさせ、自分なりの工夫を織り交ぜたプログラミング能力を育みたいと話す。

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