元高等教育局長が早大を辞職 再就職あっせん問題で

会見で「文科省側に利益供与や便宜供与を求め、受けた事実は一切ない」と話す鎌田総長
会見で「文科省側に利益供与や便宜供与を求め、受けた事実は一切ない」と話す鎌田総長

文科省の組織的な再就職あっせんで早稲田大学教授として再就職した吉田大輔元高等教育局長(61)が、1月20日付で辞職した。この日、早稲田大学が会見を開き、明らかにした。

再就職あっせんについて調査していた再就職等監査委員会の任意の聞き取りで、口裏合わせをしたとされている点についても説明された。これについて大学側は、組織的な関与を否定した。

会見で鎌田薫総長は「再就職等規制に関する理解不足により、文科省の違法なあっせん行為を止められなかった」と謝罪した。さらに不適切な利益供与はないと潔白を主張。

文科省側からの求めにより、監査委による聞き取りで口裏合わせをした事実については、「任意の聞き取りについて文科省側から、形式的なものなので同省が作成した想定問答に沿って対応してくれと頼まれた」と説明した。

また聞き取りの2回目以降に真実を話すに至った経緯では、「証人喚問という立場で呼ばれたので、担当者から上層部に相談があり、事実の重大性を鑑みて真実を語った」と語った。

吉田元高等教育局長を受け入れた経緯については、同学は平成26年に大学総合研究センターを設立しており、その頃、高等教育行政に知見を持っている人物を探していた。そこで、文科省から話があり、同氏を翌年10月に教授として登用したという。同氏は著作権に関して造詣があり、在職中は、学生を直接指導していたという。

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