「遅滞なく取り組んで」 戸谷新事務次官があいさつ

就任のあいさつする戸谷事務次官
就任のあいさつする戸谷事務次官

文科省の再就職あっせん問題を巡り、1月20日付で前川喜平事務次官が辞職。これを受け、その日に任に就いた戸谷一夫事務次官が1月23日、同省講堂で就任のあいさつを行った。

個別具体的な教育施策への言及はなかったが、集まった課長補佐級以上の職員に、「教育の振興」を課題の一つに挙げ、「遅滞なく、これらの課題に積極果敢に取り組んでいただきたい」と述べた。

戸谷事務次官はまず、再就職あっせん問題について、「このような事態を招くに至り、断腸の思い。国民に深くおわびを申し上げるとともに、省全体で真摯に反省し、信頼回復に向けて、全省一丸となって取り組まなければならない」と話した。その後も、法令順守と信頼回復を繰り返し強調。

その上で、「文科省は、日本の未来を決める最重要の行政機構。世界に伍して日本の未来を支える大事な児童、生徒、学生を育てるための教育の振興など、やりがいのある、無限ともいえる重要な行政課題に立ち向かっていかなければならない。一瞬の遅滞なく、これらの課題に積極果敢に取り組んでいただきたい」と述べた。また「共に新たな覚悟を持って、勤務に邁進してほしい」と呼び掛け、決意のほどを示した。

昭和55年、東北大学工学部原子核工学科卒業、当時の科学技術庁に入省。平成25年7月から文科省大臣官房長、27年8月から文科審議官を歴任。岐阜県出身、58歳。

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