各地の取り組み学び理解深める 給食・食育発表会で

学校給食や食育について理解を深めた
学校給食や食育について理解を深めた

毎年1月24日から30日は全国学校給食週間。学校給食の意義や役割について、児童生徒や教職員、保護者や地域住民の理解を深めるため、全国でさまざまな行事が行われている。

文科省は25日、同省で「学校給食・食育総合推進事業事例発表会」を実施し、①社会的課題に対応するための学校給食の活用事業②スーパー食育スクール事業――について、それぞれ3事例を発表した。

山形県高畠町立高畠中学校の木村由佳子栄養教諭は、①の事業内容として、地産地消の推進や食品ロスの削減を提示。

同町は、給食で地元の農産物を食べてもらいたいとの思いから、継続農家と新規農家から成る自給農産物組合を設立。出荷可能作物の確認・分担や出荷量のバランス調整などの話し合いを定例化し、「げんきな」や「しょうが」などの高畠産農作物5品目を新たに使用可能にした。これにより、メニューのレパートリーが増えた。

食品ロスの削減に向けては、コーディネーターや栄養教諭、町調理師で農家を直接視察。学校給食で使用可能と思われる規格外品(家事消費以上、直売所への出荷不可能程度の農作物)を一定量確保し、生徒とともに作物を皮ごと使用する「食品ロス削減レシピ」の開発に取り組んだ。農家との良好な関係づくりだけではなく、生徒の意識の向上にもつながったという。

一方、②について、学校法人椙山女学園は、同学園の中高生に、▽大学教授による特別授業▽食育講習会▽名古屋市中央卸売市場北部市場の協力による特別授業・調理実習▽煮干しの解剖実験▽東海農政局による特別授業――などを実施。和食によって若年から健康寿命を延ばす食習慣を身に付けるのが目的。和食文化の伝承につながり、高大連携・地域連携が更に深まったという。

同省は、同週間に合わせ、学校給食フェアを開催。職員食堂で、全国選りすぐりの学校給食メニューを基にしたランチを日替わりで提供。福島、秋田、熊本、千葉、京都で出されている学校給食を楽しめる。

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