いじめ防止と人間関係構築で報告 埼玉県が連絡会議

各校の取り組みから大きな学びを得た
各校の取り組みから大きな学びを得た

埼玉県教委は、県の「いじめ防止のための望ましい人間関係づくり研究」推進校に指定されている公立小・中・高校60校の教員が集う連絡会議を2月1日、さいたま市の県民健康センターで開いた。各校があいさつ運動や人間関係づくりなどの実践を報告。いじめ防止に向けた指導の改善と充実について、意見を交換した。

この中で三郷市立栄中学校の髙橋美紀教諭が、自校の取り組みを説明。

同校では「他者との関わりの中で生徒一人ひとりの自己有用感を育む学校教育の推進」を掲げ、学校生活のあらゆる場面で、人との関わりを体験する機会を充実させている。大きな視点として、▽落ち着いた学習環境▽体験活動による人間関係づくり▽多様な啓発活動――の3点で、指導や環境の工夫をしている。

全生徒・教職員の共通指針として「あはは学校」を打ち出し、「『あ』いさつは笑顔で」「『は』いと返事をする」「『は』き物は揃える」の行動を意識。校内の明るい雰囲気と規律を築いている。

あらゆる教育活動で4人の小グループによる話し合いの充実も重視した。関わり合いながら学ぶ機会を重ねる中で、生徒の人間関係構築力や主体的に学ぶ力などが高まったとした。

生徒会主催の体育祭では、集団で作り上げる組み体操やダンスパフォーマンスを企画。協力して達成する良さを味わわせたとする。

ボランティア活動への参加を後押しする証明スタンプシート作成なども実施。地域の取り組みに参加する機会も充実させ、関わる力を向上させている。小学校に生徒が訪れ、児童に陸上競技の指導を行う小中連携も促進。生徒の自己有用感育成につながっていると語った。

後半は、参加校の代表教員が数人ずつのグループになり、自校の取り組みを発表し、意見を交換した。グループは、いじめ防止や道徳、話し合い活動などテーマに応じて編成した。

アクティブ・ラーニングの要素を入れた子供が主体的に進める交流活動、ソーシャルスキルトレーニングを含んだ「いじめ防止対策プログラム」の実施などが示された。効果や課題についても教員間で話し合いが深まっていた。

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