小学生の算数に改善見られる 島根県独自の学力調査で

島根県教委は、小・中学生を対象に昨年12月に実施した県独自の学力調査結果をこのほど発表した。小学生の算数で改善がみられた一方、中学生の授業以外の学習時間の少なさが明らかになった。

調査は、国立を除く公立小・中学校計309校の、小学校3年生から中学校2年生までの2万5546人を対象に、昨年12月13、14の両日に実施。文科省による全国学力・学習状況調査等で明らかになった学習指導上の課題や改善状況の把握に向けて行われた。内容は、国語、算数(数学)、英語、意識調査など。

改善傾向が見られたのは、末尾のそろっていない少数の加法・減法の計算。小6の正答率は、全国調査の81.1%から県調査で86.0%に上昇した。「180°よりも大きい角の大きさを求める」問題では、県調査で、前年の小4の38.8%が今回は小5で65.3%、小5の47.2%が小6になって67.6%。学力が確実に定着しているのが分かる。

また「算数の勉強が好きだ」と答えた小6は63.4%で、4月の全国調査と比べると3.7ポイント上昇。「算数の授業の内容はよくわかる」との回答は79.5%で、全国調査よりも1.4ポイント上がった。

一方、中2には、国語の一定の条件のもとで自分の考えを書く力に課題があるとした。

授業以外の学習時間に関しては、中2で授業以外に1時間以上学習する生徒の割合は51.4%で、全国調査の中3の県平均と比べても低く、全国平均を大きく下回っており、課題となっている。

今後の対応としては、▽全ての小・中学校に結果説明会を実施し、組織的な授業改善や個別指導を進めるよう働きかける▽引き続きの算数授業の質の改善▽今後の指導改善の要点をまとめ全小・中学校に配布▽家庭学習の充実に向けた効果的な取り組みの情報発信――などを行うとしている。

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