高校から大卒までの費用は975万円 日本公庫が調査

日本政策金融公庫はこのほど、平成28年度教育費負担の実態調査について、結果を発表した。それによると、高校入学から大学卒業までに必要な入在学費用は平均975万円。教育費のために、子供自身がアルバイトをしている世帯の割合は19.6%だった。

平均費用の内訳は、▽高校入学費43.3万円▽高校在学中の在学費用224.1万円▽大学入学費98.0万円▽大学在学中の在学費用609.6万円。

入在学費用のうち入学費用は、▽高校43.3万円▽国公立大学79.7万円▽私大文系95.9万円▽私大理系120.1万円。私大理系の高さが目立つ。これには、▽受験料▽受験のための交通費・宿泊費▽学校納付金▽入学しなかった学校への納付金が含まれる。

在学費用は、▽高校74.7万円▽国公立大学101.3万円▽私大文系149.8万円▽私立理系189.9万円。これには、▽授業料▽通学費▽教科書代といった学校教育費と、▽月謝▽参考書代といった家庭教育費が含まれる。家庭教育費が最も多いのは高校で、17.1万円。予備校や参考書への出費が影響しているとみられる。

教育費の確保について、世帯で行っている取り組みとして多くの回答があったのは、▽教育費以外の支出を節約する28.2%▽預貯金や保険を取り崩す22.1%▽在学者本人がアルバイトをしている19.6%▽奨学金を受けている17.7%。今後、給付型奨学金の充実に伴い、奨学金利用者の増加が見込まれる。

自宅外通学者がいる世帯の割合は26.5%。自宅外通学者は地方ほど多く、都市部では少ない。住居の敷金や家財購入費といった、自宅外通学のための初期費用は1人当たり41.9万円だった。

調査は昨年8月、インターネットで実施。25歳から64歳までの男女で、高校生以上の子供がいる保護者が対象。各都道府県から100人の回答を得た後、実際の人口構成比と同じ割合になるよう補正した。

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