教員養成大学を実地視察 結果公表し各大学に周知へ

今年度の最終回を迎えた教員養成部会
今年度の最終回を迎えた教員養成部会

文科省の中教審初中教育分科会教員養成部会は2月2日、都内で第96回会合を開いた。平成28年度教職課程認定大学等実地視察についての報告書案が了承された。それによると、実地視察の準備を通して、自大学等の教員養成の在り方の自己検証・改善方策の検討の契機とした大学等が見られたという。同案は、公表後、教職課程を有する全ての大学等に送られる。

大学、教員養成機関として、認定および指定時の課程の水準を維持・向上に努めているかを確認する今年度の実地視察は、計15大学等に対して行われた。

視察の観点は、▽教職課程の実施・指導体制▽教育課程、履修方法、シラバスの状況▽教育実習の取り組み状況▽学生への教職指導の取り組み状況および体制▽教委等の関係機関との連携・協働状況▽施設・設備の状況――の6つ。教育課程や教育組織等はおおむね問題なく実施されており、積極的な取り組みが見られた一方、▽専任教員数が確保できない▽教科や教職に関する科目で法令に定める内容を適切に扱っていない――などが見られた。

また事務局は、改正教育公務員特例法への対応に関連して、「公立の小学校等の校長及び教員としての資質の向上に関する指標の策定に関する指針」の素案も提示。教員等の任命権者が指標を策定する趣旨を明確に示したほか、▽資質向上に向けて踏まえるべき基本的な視点▽家庭・地域との連携・協働の視点▽学校組織の改善および成長の視点――などを記述。管理職に対しては、個別の指標の策定を検討する必要があるとした。

他にも、教職課程コア・カリキュラムの検討状況について説明した。

同部会は、この日で今年度の最終回を迎えた。

あなたへのお薦め

 
特集