考えを伝え深め合う タブレット1人1台で展開

キーボード着脱型のタブレットPCを1人1台用いて物語の設定を考えた
キーボード着脱型のタブレットPCを1人1台用いて物語の設定を考えた

平成28年度渋谷区ICT教育モデル校の東京都渋谷区立代々木山谷小学校(執行純子校長・児童数352人)は2月8日、授業を公開。「自分の考えをもち、考えを伝え合い、深め合う児童の育成~ICT機器を活用した学び合いの工夫を通して~」を研究主題に、タブレットPC(キーボード着脱型)やデジタル教科書を用いた授業が展開された。

ICT機器を活用した学習活動を通して、▽低学年では、ICT機器に慣れ親しむ▽中学年では、自分の考えを持つ▽高学年では、考えを表現し、共有して深め合う――のを目指す。

この日行われた5年生の授業は、国語「1まいの写真から」。写真から想像を広げ、物語の設定を作るのが目標。文字入力や画像の貼り付け、付箋に色分けして文字を記入できるなどの協働学習支援ソフトウェア「コラボノート」を活用し、1組で蔵土とも子教諭が展開した。

同教諭が提示したのは、雪の上に足跡が残った写真。児童らは、写真から想像できるものとして、▽場所は雪山▽時は何年か前の冬の朝▽人物は雪男、こぐま、うさぎ、ゴジラなど▽気持ちは、ふしぎ、何これ、わくわく、どきどき――と発言。その後、1人1台配られているタブレットPCを使用し、児童らは、自分で選んだ写真から物語の設定を考えた。

桜の木の写真を選んだ児童は、▽場所は田舎の学校▽時は桜が満開の春▽人物は男の子、女の子、おばあちゃん▽気持ちは不思議――などを想像。「男の子と女の子が、桜はなぜ花を咲かすのか、おばあちゃんに教えてもらう」物語をつくった。

隣同士で伝え合った後、クラスのみんなで共有。中には、他児の意見を自分の物語に取り入れる児童も。考えを伝え合い、深め合う姿がうかがえた。

講演会では、「ICT機器を活用したこれからの授業と展望」と題し、中川一史放送大学教育支援センター教授と佐藤幸江金沢星稜大学人間科学部教授が登壇した。

講演後には、同校で使用しているICT機器等の体験・相談を実施。参加者は、企業や学校から知識や情報を得ていた。

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