五輪選手が部活動を指導 東京都江東区が新年度事業で

東京都江東区は、このほど平成29年度の予算案と主事業を公表した。子育てと教育分野では、2020年の東京オリンピック・パラリンピックに向け、新たに独自のオリンピック・パラリンピック教育などを推進する。中学校の部活動にオリンピアンやパラリンピアンが訪れ、生徒が直接指導を受けられるプロジェクトを企画。区内にあるパナソニックセンター東京と連携し、五輪の基礎学習やICTを使った異文化理解学習なども実施する予定。

同区には、東京オリンピック・パラリンピックで区内に多くの会場が設けられる。そんな環境を生かし、区独自のオリンピック・パラリンピック教育では、「同教育推進計画」に基づき、区内全ての子供たちに体験活動を通した心に残る教育活動を実施するのを目指す。大きく2つの事業内容で推進。経費は2023万円を計上している。

部活動夢応援プロジェクトは、全区立中学校の部活動を対象にしたもの。各校の運動部、文化部に活動への夢を募集。それぞれの代表生徒が区長にプレゼンテーションを行いながら意見を交わす。選ばれた学校の部活動に、オリンピアンや専門家が訪れ、生徒は一流アスリートなどから直接指導を受けられる。

区内にあるパナソニックセンター東京との連携教育も行う。対象は区立小学校5、6年生。オリンピックとパラリンピックの基礎知識として、起源や聖火の意味などを学習。ICTを活用した異文化理解やパラリンピック競技体験などを深める。区内の競技会場予定地をバスで巡る企画もある。

その他、東京オリンピック・パラリンピックのボランティア養成を視野に、高校生のジュニアリーダーを海外のボランティア先進都市に派遣する取り組みも行う。事業経費として478万円を計上する。派遣地はアメリカのオレゴン州ポートランド。ここで、生徒たちに国際感覚を養わせながら、ボランティア意識やコミュニケーション能力を高めてもらうようにする。

自己研さん型のプログラムも特徴で、研修テーマを自主設定した上で調査研究を進めるスタイルにしている。

研修で学んだジュニアリーダーの生徒は、東京五輪終了後も、区内の子供会や地域活動で貢献する指導者としての活躍を期待している。

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