「お肉学習」で命に感謝 坂戸ろう学園が企業と連携で

専門家からブタに関する学びを深めた
専門家からブタに関する学びを深めた

埼玉県立特別支援学校坂戸ろう学園(池田宏校長、全幼児児童生徒数111人)は、給食と関連付けながら、命の大切さや自然の恵みに感謝する心を育てる「お肉の学習会2929」と題する特別授業を、幼稚部と小学部1~3年生を対象に2月9日、同校で開いた。同県内にあるサイボクハムの社員が来校し、ブタに関するクイズや体の部位に応じた肉の種類などを説明。児童は豚肉が食卓に届く過程に理解を深め、特別な肉を使った給食を味わった。

同校のこの日の給食には、サイボクハムから提供された「スーパーゴールデンポーク」のバラ肉を使ったしょうが焼きが並んだ。

給食に先立つ小学部の「お肉の学習会」では、同校の島村幸代栄養教諭が、肉に関するクイズや対話を重ねた。児童に好きな肉の種類などを尋ねながら、給食で最も使われている肉は鶏肉だと知らせた。

サイボクハムの横溝智子さんなど社員たちは、ブタに関する複数のクイズを出題。誕生時の体重は1.5キロ度だが、成獣になると300キロに達する点や、しっぽが丸まっているのは元気のしるしだと説明。餌として与えている実際の配合飼料なども見せた。児童に普段食べているブタの生態や養豚の一端を知らせ、「命をいただく」重要性を認識させた。

ブタの体の部位に応じた肉の種類も解説。背中あたりはロースで、肉のきめが細かく適度に脂がのり、軟らかいなどと話し、児童らに、肉を実際に触らせた。横溝さんは「ブタは鳴き声以外、無駄にしません」とも強調。レバーなど内臓部の加工品も示しながら、命に感謝し、無駄なく食する大切さも伝えていた。

同校は、この授業以外にも、多様な食育に取り組んでいる。地元産の野菜を使った地産地消給食、子供たちに塩焼きサンマをきれいに食べさせた後、全身骨格を入念に観察する命を感じ学ぶ実践などを展開してきた。

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