家庭・地域の協力で保育 その連携がまちを育てる

保育の現状と連携の大切さを話す大豆生田教授
保育の現状と連携の大切さを話す大豆生田教授

(株)フォトクリエイトは2月13日、親・地域とともに保育を行う大切さや価値を伝える「保育の未来~今こそ求められる、親・まちに開かれた保育~」セミナーを都内で開催した。基調講演には、大豆生田啓友玉川大学大学院教育学研究科教授が登壇。保育界の最新事情に触れながら、家庭や地域との連携が「まちを育てる」と話した。

同教授は、待機児童問題や男性保育士のおむつ替えなど、日本の保育問題の多くがネガティブな問題として捉えられている現状を指摘。保育現場での重要な視点として、①自治体における連携・協働②家庭との連携・協働③地域との連携・協働――の3つを提示。乳幼児教育・保育の協働の仕組み作りや保護者への発信・参画などによって、家庭や地域とつながっていくのが大切とした。

また子供たちがまちに出向いて地域の人に感謝の手紙を渡したり、お店のモノづくりを体験したりして地域交流する「まち保育」が重要とも。子供が地域を愛する気持ちにつながり、地域交流のそういった場が子供や家庭に親しんでもらえる機会になり、「まちを育てる」ことにつながるとした。

他にも、「ここまで変わる!?園の写真を媒介にした親子のおしゃべり」をテーマに、玉川大学教育学部兼脳科学研究科の岩田恵子教授が研究発表。写真を用いて会話すると、子供の語りが量的に増加し、具体的な内容で語られ、子供主導の会話になると、子供が話している映像を見せながら話した。

パネルディスカッションは「親が保育を楽しむ仕掛け~親との連携・協働が保育の質を上げる~」と「まち保育~子育てが地域の中で孤立する時代の保育のあり方~」の2つのテーマで行われた。

同社のスクールフォト向けインターネット写真販売サービス「スナップスナップ」では、平成27年から写真とITによって保護者と保育者のコミュニケーション促進のため、「親・子ども・先生 きずなプラス プロジェクト」を進めている。この日のセミナーは、同プロジェクトの活動の一環として行われた。

あなたへのお薦め

 
特集