「増やすのは賛成だが、質も心配」 保育士で調査

「保育士を増やすのには賛成だが、質の低下も心配」――。

情報サイト「ほいくらいふ」を展開する㈱ウェルクスは、保育士や幼稚園教諭を中心とした保育士資格者に実施した「保育士資格に関する実態調査」の結果をこのほど発表した。

同調査は今年1月に、幼稚園教諭と保育士(潜在保育士を含む)を対象に実施。144人から有効回答を得た。

「どうやって資格を取得しましたか?」についての設問では、「保育学科のある短大を卒業」が36%、「保育士試験に合格」が34%。

合格までの学習期間は「2~3年」が36%、「1~2年」が25%で、「3年以上」との回答も8%、「3カ月以内」も6%あった。

合格までの受験回数は 「2回」が最多で45%、 次いで「1回」が25%、 「3回」が21%だった。 「保育士資格取得者の数を増やすことに賛成ですか?」の設問では、「賛成」44%、「どちらともいえない」48%、「反対」8%となった。

賛成は「どこも人手は足りてない」「保育士不足解消により、待機児童の減少につながる」など、保育士不足や 待機児童対策として増員してほしいとの理由が多かった。

「どちらともいえない」は、「保護者支援やソーシャルワーカーとしての多様な機能が求められていて、就学後の教育課程の変化にも対応しなければならない。 分野ごとの専門性を深め、専門職として認識されるよう、有資格者の数を増やすだけでなく、資格の分化が必要だと思う」などの意見もあった。

「反対」は、「安易に資格を取得すると、保育士の質の低下につながる」「潜在保育士を増やすだけで、保育士不足の根本的な解消にはならない」など、質の低下や、待遇や環境が変わらなければ離職率も高いままだと危惧する意見が多かった。

あなたへのお薦め

 
特集