ロボットリテラシー深める 産業労働局が小学校に授業

実際に動作の体験もした
実際に動作の体験もした

神奈川県産業労働局は、ロボットと共存する社会を視野に、県内小学校へのロボットリテラシー授業を実施している。2月15日に海老名市立大谷小学校(秋山範子校長、児童数571人)で実施された授業では、介護ロボットが登場。児童が操作を体験しながら、動きの仕組みや正しい使い方、活用の在り方などに理解を深めた。

授業には、全5年生が参加。社会科の介護に関する学習と関連づけ、総合的な学習として実施した。講師は最初に、ドローンを使った宅配実験や入院患者のための分身ロボット利用など、ロボット活用の最新状況を説明した。少子高齢の社会状況を踏まえ、ロボットは人々の自立支援をはじめ、多分野で求められていると述べた。

授業の会場となった体育館には、次世代型電動車いすやウエアラブルのマッスルスーツなど、多様なロボットが並んだ。児童は講師の説明を聞きながら、実際に操作や機能を体験した。

「パワーアシストハンド」は、手袋型の器具を装着し、空気圧で指関節の屈伸運動が継続的に行える。まひした手のリハビリテーションなどに使われている。児童は実際に器具を装着し、その動きを確認していた。

アザラシ型セラピーロボット「PALO」は、本物のアザラシの子供のような作りと反応を示す。触り心地がよく、触れていると心を穏やかにする効果がある。児童は、実際にPALOをなで、フワフワした気持ちの良い感触や動きを感じていた。講師の説明から、医療の場や介護福祉施設で、自閉症の子供や認知症の高齢者などへのセラピーにも使われ、効果を上げているのを学んだ。

最後は、講師がロボットとの良い関わり方を説明。会話型ロボットは、人からの指示がしっかり聞き取れるように、ゆっくり、はっきり話そうなどと話した。

今後、ロボットとの関わりがさらに増えていく児童らへの投げ掛けとして、教師は「ロボットはなぜ必要なのか」「ロボットと人との違いはなんだろうか」と問い、次回の学習課題につなげた。

この授業は、昨年度からスタート。今年度は県内4校で行う予定。

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