教科横断とPDCAで授業改善 CMで研究報告

参加者から多くの質問が出た
参加者から多くの質問が出た

東京都多摩地区教育推進委員会は、カリキュラム・マネジメント(CM)を視点に「これからの時代に求められる資質・能力の育成」を探った平成28年度研究報告会を、2月16日、立川市の市民会館で開催した。「教科横断を踏まえた教育活動の改善」「教育の質向上に向けたPDCAサイクルの推進」を見据えた実践例が示された。

今年度の研究では、カリキュラム編成とマネジメント推進の2部会を設け、授業開発と検証を図った。

「教科横断を踏まえた教育活動の改善」では、複数教科で育みたい重点的な資質・能力を、①知識、技能②学びに向かう力②思考、判断、表現力――の3点ごとに整理。これらにつながる各教科の学習内容を洗い出した。その上で、子供の実態を勘案し、組織的な学習配列の編成を工夫したとする。

児童の実態として複数教科のいずれでも「3点の資質・能力がバランスよく身に付いていない」場合には、課題の資質・能力育成につながる各教科指導を重点化する一方、複数教科で活用的に学び高める学習配列を考慮したなどと報告した。

子供自身が学習で身に付いた資質・能力を自覚し、多様な教科で活用する機会を増やすために、「学びの履歴」を記録する機会も設けた。教師はこの記録から授業を振り返り、指導改善に生かしている。

「教育の質向上に向けたPDCAサイクルの推進」では、重点的に育みたい資質・能力育成を踏まえたPDCAの工夫を説明した。

Plan設定では、重点的に育みたい資質・能力目標を3点の資質・能力観点ごとに整理。その上で、教育課程全体を見渡し、3点の資質・能力育成に必要で効果的な教科や単元を検討し、明らかにした。Do、Check、Actionでも、「3点の資質・能力目標」を押さえた授業内容や改善を意識し、指導、評価、改善に生かしたとした。

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