京都府内の中学校英語教員 TOEIC730点以上わずか2割強

京都府教委はこのほど、今年度にTOEICを受検した府内(京都市を除く)の中学校英語科教員の結果を公表した。府教委が目標に掲げた英検準1級に相当する730点以上を獲得したのは、74人中16人で、2割強の割合だった。英語科教員の厳しい現状が浮き彫りになった。

対象となったのは50歳未満の教員約150人で、平成28年度は74人が受検した。得点の最低は280点で、500点未満は14人いた。昨年6月の受検では4人が730点以上を獲得。その後、個人で受けた4人が目標を達成。続く8月と10月の集中セミナーを実施後の今年1月のテストでは、8人が達成した。だが、平均点は1回目が578点、2回目が588点だった。

府教委は今年度から、英検準1級以上を取得していない英語科教員に「TOEIC」を受検するよう求めた。受検料の負担額として今年度予算では750万円が計上されていた。

英語に力を入れる背景には、文科省が、中学校の英語科は英語で授業を実施するよう、次期学習指導要領に盛り込む方針を固めたからだ。それに伴い、平成29年度内に全国の中学校英語科教員は「英検準1級以上を50%」との目標を掲げた。京都府内では現在、34.5%となっている。

府教委学校教育課は「教員は英語の基礎は当然できている。だが、多忙化が原因で受検対策ができていない。府内の中学校には勉強できるような時間を与えてほしいと要請した」と話す。

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