ICTの効果的な活用に向け 検討チームを新たに設置

ICTの環境整備について意見を出し合った
ICTの環境整備について意見を出し合った

文科省の、学校におけるICT環境整備の在り方に関する有識者会議は2月20日、同省で第4回会合を開催。同会議のもとに新たに「効果的なICT活用検討チーム」を設置すると決まった。次期学習指導要領で求められる資質・能力の育成等に資する効果的なICT活用について検討し、これを踏まえ、必要なICT環境の洗い出しも行っていく。黒上晴夫関西大学総合情報学部教授が主査を務める。

この日の同会議では、同チームに協力する3校が、ICT活用の授業実践例を発表した。

協力校は、①東京都杉並区立高井戸東小学校②新潟大学教育学部附属新潟小学校③静岡県掛川市立大須賀中学校――の3校。それぞれ、自校のICT整備状況やICTを活用した学習活動例を話した。②は、動画を活用し、▽5年生の理科では雲の動きを撮影する▽6年生の体育では子供が逆上がりをする自らの動きを確認し、動きのコツを見付けて改善する――などの学習活動について語った。他にも、社会では情報を集める道具として、音楽では録音機能で自分たちの歌声を聞き改善するための道具としてICTを活用している。

事務局は、これまでの議論の整理案も提示。ICTについては、「思考を可視化するための道具であると認識されれば各教科でも活用されるのでは」「『協働』の観点からも、思考の可視化、保存、再生、分析が可能な非常に有効な道具」との意見が挙がった。社会科見学など、遠くて普段は行けない場所にいる人の話をICTの活用で聞いたり、タブレット端末で見学や観察内容を撮影・記録できたりと、利用範囲は多岐にわたるとした。

大型提示装置については、小・中学校ともに、普通教室への常設が必要と記述。学校現場や保護者からは、電子黒板の整備の優先を求める要望が多く寄せられているという。

一方、高校では、学校がネットワーク等のインフラを整備し、生徒のスマートフォンにつなげられる環境が整えば、1人1台情報端末の学習環境の実現に近づくとした。ただ、端末を持っていない生徒には学校が貸し出すなどの工夫が必要となるとした。

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