ソーシャルビジネス案で優勝 高校生が単身の母支援で

審査員にプレゼンする大崎さん
審査員にプレゼンする大崎さん

高校生が身の回りの課題を見つけ、ソーシャルビジネスとして解決するアイデアを競う「ソーシャルイノベーション・リレー2016」の国内大会が、このほど都内で開かれ、東京都立両国高校の女子生徒チームが優勝した。

大会は、エヌエヌ生命保険㈱や(公社)ジュニア・アチーブメント日本などが共催。ソーシャルビジネスとは、子育てや介護、福祉、地域活性化、環境保護などのさまざまな社会的課題に、住民やNPO法人、企業などがビジネスの手法を活用し、解決に向けて取り組む事業。

全国160チームほどの中から第一次、第二次の各選考会を勝ち抜いた熊本、広島、京都、東京の7チームが出場。8分の持ち時間で、プレゼンテーション方式でアイデアを発表した。

優勝した両国高校「FUTARI」チームは、「シングルマザーの抱える問題をフリーペーパービジネスを基盤とする仕組みづくりで解決」をテーマに発表。育児とシングルマザー歓迎の求人情報を中心とするフリーペーパー「motto」(もっと)を設立し、シングルマザーに働く場を提供。月1回発行し、都内の保育園などで配布し、育児に役立つ情報と、シングルマザー向けの求人情報を提供するというビジネスモデルをプレゼンした。

有給を時間単位で取得できるなど、フレキシブルな働き方を提案するとともに、安定した収入を得られ、社会的な孤立感も解消でき、シングルマザーにとってはメリットが大きい。その仕組みや予算シミュレーション、実態などを踏まえた綿密な事業計画案が高く評価され、受賞となった。

また今年6月に行われる国際大会への進出も決定した。

同チームの山崎瞭子さんと大崎涼さんは、同校2年生の2人チーム。「絶対に優勝を狙って、放課後にチーム2人で調査やアイデアの検証、資料作りなどを行ってきた。

現実をよく知るために、特に母親として働く大変さを家族から学んだ。大切にしたのは、自分たちらしさを見失わないこと。そして明確に伝える方法。次は世界が舞台なので、英語表現を意識して、6月への国際大会に向けた準備を進めていきたい」と話した。

2位は、渋谷教育学園渋谷高校(東京都)の「FROGS」チーム。テーマは「島の地域活性化をめざし、日英バイリンガルのウェブサイトを設立し、農産物販売を促進」。

3位は京都府立山城高校「YMSOUL」チーム。テーマは「夏休みに一人ぼっちになりがちな小学生と高齢者を“つなぐ”ビジネスを設立し、世代間の交流を活性することをめざす」 だった。

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