6割の小学校教員が英語力に自信ない 苦手でも活用できる教材求める

学習上の工夫や人材活用、教員の意識などについて話す吉田教授(左)と竹村社長
学習上の工夫や人材活用、教員の意識などについて話す吉田教授(左)と竹村社長

(株)mpi松香フォニックスは2月23日、「早期英語教育におけるモジュール学習(短時間学習)の可能性」と題したセミナーを都内で開催した。吉田研作上智大学特別招聘教授・言語教育研究センター長と、同社の竹村千栄子代表取締役社長が登壇。吉田教授は、モジュール学習と45分授業との関連性を保つ必要があるとした。また、同社の調査によって、6割以上の小学校教員が自分の英語力に自信がないと回答したのが明らかになった。

同教授は、公立小学校での外国語教育では、専門性を有する適切な人材に特別免許状を積極的に授与して活用したり、英語が堪能な地域人材、外国語担当教員の退職者を非常勤講師として活用したりするのがよいとした。

モジュール学習には45分の授業等との関連がないと、児童は練習の意味が分からなくなり、飽きてしまう可能性があると指摘。短時間で何ができるかをよく考え、子供が飽きたり外国語嫌いになったりしないよう、他の外国語の授業との関連性を保つ必要があるとした。

一方、竹村社長は、同社が全国の現役小学校教員206人を対象に行った「学習指導要領改訂案を踏まえた小学校の英語教育に関する意識調査」の結果を発表した。

それによると、小学校5、6年生の外国語教科化について、授業を実施する上で教員が最も不安に思っているのは「授業時間の確保」で、4人に1人以上の26・7%、55人に上った。次いで「自身の英語力」が15・5%、32人、「自身の教材研究時間の確保」が14・6%、30人。

また自身の英語力について、「まったく自信がない」が27・7%、57人、「どちらかと言えば自信がない」が35・9%、74人となり、合わせて6割以上が「自信がない」と回答。授業の質を担保するために必要なのは、複数回答で、「英語が苦手な教員でも授業運営ができる教材の開発」が71・4%、147人で最多。「ALTの増員」が65・5%、135人、「教員の研修制度の充実」が63・1%、130人と続いた。

調査は、インターネットを介して、今年2月1日から5日にかけて実施された。

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