学力調査の英語科目で素案 「話す」で電子機器を活用

専門会議で英語調査の素案が示された
専門会議で英語調査の素案が示された

文科省の「全国的な学力調査に関する専門家会議」は2月24日、平成31年度の全国学力・学習状況調査で実施予定の中3を対象とした英語調査の素案を示した。英語調査は4技能を測るもので、「話す」については教員の負担軽減や採点のばらつきを無くすために、タブレット端末などの電子機器を活用する案が示された。

英語調査は、学校の負担を考えて、3年に1度の実施を考えている。3技能とは別日程で実施する「話す」は、タブレットやコンピュータなどを活用し、音声録音による調査を行う。具体的には、電子機器から発せられる質問に対して答えた生徒の声を録音する。時間は10分程度。基準に基づき、一定の要件を備えた者が録音データに基づいて採点する。問題の漏えいを考え、1日で終了させるようにするとした。

「聞く」「読む」「書く」については、他の科目と同じく一斉実施する。この3技能を合わせて45分程度の実施時間を見込んでいる。このうち「聞く」「読む」はマークシート方式で行い、コンピュータで読み取って評価する。「書く」については、単文記述式を画像データ化した解答用紙を人が採点する。評価基準は学習指導要領に沿う。

特に、課題となっている「話す」「書く」では、コミュニケーション能力を適切に評価する観点や基準の在り方を検討していく。

結果公表は、調査全体だけでなく、都道府県、市町村、学校別に正答率を1問ごとに示す。

来年度には、調査方法や採点研修システムの構築など、調査に関わる制度設計を行う。また本実施前の30年度には、抽出で予備調査を行う予定。

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