CMは技術論ではなく総則の理解も 有識者がシンポ

次期の学習指導要領を巡って話し合われた
次期の学習指導要領を巡って話し合われた

(一財)総合初等教育研究所の第20回教育セミナーが2月25日、都内で開かれた。次期の学習指導要領について、大杉佳子文科省初等中等教育局教育課程課教育課程企画室長の講演や、有識者らによるシンポジウムが行われた。「カリキュラム・マネジメント(CM)は技術論ではない」「総則についての理解を全教員で」などといった意見が述べられた。

同セミナーのテーマは「新教育課程に基づく授業の構想―資質・能力の育成を目指して」。教員や学生ら約700人が参加した。

大杉室長は講演で、改訂のポイントなどを説明。3月15日まで募集中のパブリックコメントについても触れ、「現行の見直しをして、また次に良さを生かす。これまでの蓄積を新しい時代にしっかりつなげていくのが、今回の改訂の大きな趣旨。実践を積み重ねた中での課題などを文科省に送り、共有していただきたい」と述べた。

続いてのシンポジウムには、大杉室長、北俊夫国士舘大学教授、種村明頼東京都新宿区立西戸山小学校校長、清水静海帝京大学教授が登壇。

シンポジストからは「カリキュラム・マネジメントは時間割編成の技術的な工夫ではなく、学習の内容や流れと、時間の組み立てをどう考えるかだ」「特別に新しいことをしなくても、教科のつながりを意識するだけで、子供たちの力につながる可能性はある」などの意見が出された。

また参加者へのアドバイスとして「どう指導するかやカリキュラム・マネジメントなどの方法にどうしても目がいってしまうが、なぜこれが求められているのかという背景や目的を明確にするのが、実践のためにも重要」「必要で十分な授業をするには、自分の担当教科だけでなく、総則についても全教員が理解を深めるべき。そのための機会を作ってほしい」とのメッセージもあった。

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