国際バカロレアの推進に向け 有識者会議が初会合

会議の冒頭で挨拶する長谷川座長
会議の冒頭で挨拶する長谷川座長

文科省の国際バカロレアを中心としてグローバル人材育成を考える有識者会議が3月9日、同省で初会合を迎えた。長谷川壽一東京大学大学院総合文化研究科教授が座長に決まった。国際バカロレア(IB)の役割や推進方策などについて検討し、5月中には中間取りまとめを行う予定。

事務局は、同会議での検討事項として、▽日本の教育政策全体の動向を踏まえたIBの役割▽日本のIB導入校の現状と課題▽一部科目を日本語でも実施可能とするプログラム「日本語DP」の意義▽今後の推進方策の在り方▽グローバル人材育成に関する関係施策との連携方策――を提示した。

同会議では、東京都立国際高校の荻野勉校長や学校法人加計学園の加計役副理事長からIB導入校としての取り組み、高知県の田村壮児教育長からはIB導入に向けた取り組みなどについて発表された。

IBは、国際的に通用する大学入学資格(国際バカロレア資格)を与え、大学進学へのルートを確保する目的で設置。学生の柔軟な知性の育成と国際理解教育の推進を目指す。

今年3月現在で、世界140以上の国と地域の4784校で実施されており、日本の認定校数は42校。政府は、国内のIB認定校等を平成30年までに200校、32年までに200校以上にするのを目標としている。

文科省では、IBの導入拡大に向け、▽外国人に対する特別免許状授与など必要な教員の確保▽DP導入の推進に向けた教育課程の特例措置の新設▽国内の大学入試でIB活用の促進――などに取り組んでいる。