保護者の多くが利用に不安 未就学児のICT利用を調査

n20170405_05子供とネット保護者調査子供たちのインターネット利用について考える研究会は、「低年齢の子供とインターネット」に関する調査研究報告書をまとめた。保護者の多くが、未就学児の情報機器やネット利用に不安を抱えているが、具体的な考慮や必要な行動への知識と理解は不十分だった。保護者が乳幼児への適切なスマホ利活用を判断できるように、チェックリスト(写真)を開発し、提示している。

研究では、全国の0歳から6歳までの子供のICT機器やネット利用実態を調査。合わせて、利用を巡る全国の保護者の意識や行動も探り、今後の方策への提言を示した。

昨秋に行った未就学児の機器の利用調査では、5割以上が何らかの機器利用を経験しているなどが明らかになった。総務省が平成27年に行った同様の調査と比較して、機器利用の低年齢化が進んでいた。

未就学児を育てている保護者への調査では、子供のICT機器やネット利用が不安だと9割以上が回答。子供に携帯情報端末を使わせないようにしているとした保護者も4割に及んだ。保護者自身が子供の手本になるよう端末の利用習慣を意識しているとの声も大きかった。

同研究会は調査結果を踏まえ、「未就学児の情報機器やインターネット利用に関する具体的な情報提供が乏しい」「専門家から保護者に働き掛ける機会があっても、多くが機器とネットの悪影響の啓発に偏っている」と指摘する。

今後の保護者支援のあり方では、子育てしている保護者の状況や事情をよく理解した上で、各家庭の判断に役立つ情報機器とネットの具体的な利用目安や基準を示す必要性などを訴えた。

保護者のチェックリストには、▽機器利用の時間や場面▽情報の内容と保護者の関わり方▽機器の与え方▽保護者自身の知識と使い方――の4領域の項目を設定。合計16問に答えながら、家庭での適切な取り組みを自己診断できる。

同リストは、同研究会のWebからダウンロードできる。

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