子供の自己像は元気 親・教員が思うよりあきらめない

(公財)博報児童教育振興会は、大規模な子供調査「こどもトライアングル調査2016」の結果をこのほど発表した。調査は、子供たちの自己像を、自分を表す言葉から探ったもの。そこからは、元気で友達が多い姿が浮かび上がってきた。また親や教員が思うよりも自分を「最後まであきらめない」などと評価しているのが分かった。

調査では、子供へのインタビューで収集した24の言葉を呈示。子供・親・教員の3つの視点(トライアングル)から子供の評価を比較できるよう設計。調査対象は、小1から中3までの1800人、その保護者1800人、小・中学校教員1千人の計4600人。昨年11月1日から12月23日にかけて、ウェブを通して行った。

それによれば、子供が「今の自分」を表す言葉トップ3は、「元気」90.6%、「友達が多い」85.7%、「普通」78.8%。

「将来なりたい自分」では、トップ2は「元気」93.9%と「友達が多い」93.0%。また「最後まであきらめない」が90.6%で4位、「努力する」が90.4%で5位と、頑張る言葉が上位にランクインしていた。

一方、「今の自分」で3位だった「普通」は「将来なりたい自分」では59.4%で大幅ダウン。「今の自分」と「なりたい自分」のギャップが最も大きかったのは、「頭が良い」で、「今の自分」の40.7%から45.7ポイント増、次いで「才能がある」が36.3%から40.4ポイント増、「いろいろなことを知っている」が43.3%から39.5ポイント増で、いずれも頭脳・能力系の言葉だった。

親による評価よりも子供自身による評価が高いのは「最後まであきらめない」で、親評価54.9%より子供評価のほうが13.5ポイント増、「普通」が同72.1%よりも6.7ポイント増、「負けず嫌い」が同66.1%よりも6.5ポイント増だった。

教員による評価よりも子供自身の評価のほうが高いのは、「友達が多い」が教員評価の60.0%よりも25.7ポイント増、「負けず嫌い」が同49.9%よりも23.7ポイント増、「最後まであきらめない」が同47.7%よりも20.7ポイント増だった。