第10次提言案で教育再生実行会議 自己肯定感等視点に

子供の自己肯定感の向上策も提案
会見で概要を話す松野文科相(左)と鎌田座長

政府の教育再生実行会議は、第40回会合を5月24日、首相官邸で開き、第10次提言案について論議した。非公開の会議終了後、松野博一文科相兼教育再生担当大臣と同会議の鎌田薫座長が文科省で会見し、議論の概要を説明した。安倍晋三首相は、提言案の子供の自己肯定感の向上と学校、家庭、地域の教育力向上の視点を踏まえ、大人と子供が向き合う時間の創設や政府として教職員の働き方改革を推進する意向を示した。

同会議と提言案の概要説明によると、会議冒頭で同首相は、地域ごとに学校休業日の分散化を図る「キッズウイーク」の推進を取り上げた。休日に家族が触れ合い、大人と子供が向き合う時間を確保する中で、子供の自己肯定感や家庭と地域の教育力向上を図る点が重要だとした。

また政府として教師の働き方改革を進める点にも言及。学校事務の効率化や部活動指導員の配置などで、教師が担うべき業務に集中できる環境整備を行うとも。

文科相は論議の中で、AIの進展などによる今後のライフスタイルの変化の中で、家庭や地域の在り方がさらに変容し、地域の教育力の維持や向上が困難になる点に危惧を投げ掛けたとした。そのような大きな変化を予想しながら、教育の視点で社会の資源配分をどうするかについて問題提起したと振り返った。