常勤カウンセラーへの相談件数1.7倍に 名古屋市

名古屋市は、28年度の常勤スクールカウンセラーへの相談件数が1万2078件で、前年度の7033件から1.7倍増加し、過去最高となったと、このほど発表した。内容別では、不登校が4661件で最も多く、次いで精神的不安が1675件、家庭の問題が1521件、学校不適応が1071件と続いた。

相談を受け付けた児童生徒は計2333人。内訳は中学生が6割を占め、中1が477人、中2が483人、中3が457人。小学生は895人、高校・幼稚園は21人だった。

同市は26年度から「なごや子ども応援委員会」を組織。同委員会は、▽常勤のスクールカウンセラー▽福祉の専門知識を持ち、児童生徒が置かれた環境へ働きかけるスクールソーシャルワーカー▽地域や家庭との連絡調整を務めるスクールアドバイザー▽必要に応じて警察との連携を助ける非常勤のスクールポリス――で構成される。この4人1組を市内11ブロックの11中学校に設置し、モデル校とした。これ以外の中学校にも常勤カウンセラーの配置を進め、問題の未然防止や早期発見、個別支援を行いやすい体制づくりを推進してきた。

29年度は常勤カウンセラーを36人から59人に増員し、市内全中学校110校のうち11ブロックを含む58校に配置して、支援体制をさらに強化する。

同市では25年7月に中2男子がいじめを苦に自殺しており、これを受けて同事業が始まった。