保護者の8割以上が期待通りの私立高校生活 大阪府

大阪府が実施した「平成28年度私立高校3年生の保護者を対象とした高校生活満足度調査」によれば、昨年度の私立高校3年生の保護者の8割以上が、3年間のわが子の高校生活について期待通りだったと考えていた。

府内では、中学校卒業時の進路選択段階で、自らの希望や能力に応じて自由に学校選択ができる機会を保障するために、私立高校の授業料無償化制度を取り入れている。高校生活に関する満足度調査は、この無償化制度の効果検証の一環として行われる調査で、今年度で4回目。

調査対象は、入試選抜を経た上で府内の全日制私立高校91校に入学した昨年度の高校3年生のうち、各校が選定したクラスに属する生徒の保護者8958人。今年1月から3月にかけて実施した。回答率は76.0%。

在籍する高校について「第一志望であった」は68.3%、「別の公立高校が第一志望」は27.7%、「別の私立高校が第一志望」は4.0%だった。

在籍している私立高校を選択した決め手となったものは「希望する学科やコースがある」が15.9%で最多。次いで「進学指導が充実している」が13.7%、「公立高校には見られない独自の建学の精神がある」が12.8%。

3年間の高校生活を通して私立高校の選択時に決め手となった項目は期待通りだったか聞くと、「期待どおり」「やや期待どおり」を合わせた肯定的な意見は、決め手として多く挙げられた「希望する学科やコースがある」で85.2%、「進学指導が充実している」にで86.9%に達した。決め手としては低い数値であるものの「宗教教育が受けられる」では83.8%、「就職指導が充実している」では83.8%が期待どおりだったとしている。

期待度について肯定的な意見が一番多かった項目は「生活指導が充実している」で93.1%。全体でみても87.2%が3年間の高校生活は期待どおりだったとしている。

教員への評価は、「そう思う」「多少そう思う」を合わせた肯定的な意見として、「信頼できる先生であった」が84.3%、「生徒の指導に熱心だった」が84.0%。「あまりそう思わない」「そう思わない」を合わせた否定的な意見では「部活動の指導に熱心だった」が34.5%、「保護者とよく連絡を取ってくれた」が31.0%だった。

子供が成長・向上したと感じている項目は、「そう思う」「多少そう思う」を合わせた肯定的な意見として、「社会生活(社会のルールやマナーを守って生活ができた)」が94.0%で最多。次いで学校生活(校則を守り、規律正しい学校生活ができた)」92.0%、「学習(授業の内容を十分に理解できた)」91.4%。全体を通して子供が成長・向上したと感じている保護者は、91.4%で9割を超えていた。

授業料無償化制度について、私立高校の修学に影響があったか聞くと、85.6%が「制度があったので、私立高校に修学することができた」と回答。高校卒業後の進路選択についても71.2%が「制度があったので、高校卒業後の進路選択ができた」と答えた。

私立高校ならではの教育(英語力・学力向上のための特色ある取り組みや、ICT環境・人工芝などの充実した施設など)を受けるための一定費用負担額(年額)として妥当な金額は、「10万円(月1万程度)」が23.3%として最多。また「費用負担なし」とする割合は11.7%で、世帯における子供の数が2人以下の世帯は11.4%、3人以上の世帯では15.0%だった。

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