分身ロボットで授業に参加 自宅・病院と学校をつなぐ

導入校で「OriHime」の講習会が行われた
導入校で「OriHime」の講習会が行われた

鳥取県教委は、障害や病気などで学校に通えない子供を対象に、家庭や病院と学校の授業を分身ロボットでつなぎ、学習を支援する取り組みを始める。8月17日には、同県立皆生養護学校で導入に向けたデモンストレーションが行われた。

この取り組みは、同県内の小児在宅支援者ネットワークの拠点「つなぐプロジェクト」(今川由紀子代表)と協働で進める。今年度に同プロジェクトが保有する分身ロボット「OriHime」が、同県立鳥取養護学校、皆生養護学校、米子市立就将小学校の院内学級(鳥取大学医学部附属病院)に貸し出される。併せて子供や学校への効果、医療機関との連携などについて検証を行う。

17日のデモンストレーションには、特別支援学校の教職員、ICT支援員など約15人が参加。「OriHime」の活用例や使用方法について、同プロジェクトスタッフから講習を受けた。

「OriHime」は㈱オリィ研究所が開発したコミュニケーションロボットで、難病患者のコミュニケーションや遠隔教育などで利用されている。ヒトの上半身を模した形状で、カメラやマイク、スピーカーが搭載され、自宅や病室などに設置したパソコンやタブレットからインターネットを介して、遠隔操作できる。手を挙げたり、首を振ったりする動作や音声出力の機能があり、あたかも本人がその場にいるような会話もできる。

これらの機能を活用し、障害や病気で所属する学校に通えない子供でも、自宅や病院から授業に参加できる。また、訪問教育を受けたり、通学はできるものの発声や発語が困難な子供を対象とした活用も想定している。

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