15歳は20代の結婚・出産を希望 21世紀出生児縦断調査

厚労省はこのほど、21世紀出生児縦断調査を公表した。平成13年生まれの子供は、20代で結婚や出産をしたいと考えている傾向が明らかとなった。また、22年生まれの子供の母親は、仕事を持つなど、社会への進出が広がっている傾向がうかがえた。

同調査は13年と22年の出生児を対象に調査。対象者の年齢は、前者が15歳(中学3年生)で15回目、後者が5歳6カ月で6回目。同一世代で、21世紀以降に出生した子供の実態や経年変化の状況を継続的に観察し、少子化対策などの施策に役立てる。

13年生まれの子供では、母親の有職率は80.8%だった。そのうち、常勤が24.5%、パート・アルバイトは48.9%を占めている。出産1年前の54.1%から第1回調査で24.9%となって以降、年々増加し、最高となった。

子供の進路に関しては、子供も保護者も大学卒業後での就職を希望する割合が最も高い。保護者の回答では、子供が男児の方が、女児に比べて8.6ポイント高くなっている。一方で、保護者が「子供の意思に任せる」と回答した割合も、子供の性別に関わらず3割以上あった。

同調査では、子供が考える将来のイメージについて、第13回の同調査で「具体的にはまだ考えていない」と回答した子供の意識変化も調査した。

男児の約3割、女児の約4割で、「20歳代で結婚したい」と回答した。最初の子供を持ちたい時期についても、男児の約2割、女児の約3割が「20歳代で持ちたい」と回答した。

子供が思う悩みや不安については、進路に関するものが最も高く、男児で27.9%(第13回同調査から18.5ポイント増)、女児が44.5%(同30.0ポイント増)となった。その次に多かったのは、学校や塾の成績に関するもので、男児が20.8%(同5.0ポイント増)、女児が35.7%(10.2ポイント増)だった。

22年生まれの子供では、13年調査の第6回との比較が行われた。

母親の有職率は62.2%だった。そのうち、常勤が25.2%、パート・アルバイトは30.0%を占めている。出産1年前の62.1%から第1回調査で35.7%となって以降、年々増加する傾向は13年調査と同様だが、割合は10ポイント程度高い。また、第1回調査から今回まで継続して常勤である母親の割合は42.7%で、13年調査に比べて10ポイント以上高い。

保育所や認定こども園、幼稚園を利用している割合も97.6%に上った。

また、子供の遊び場では、友達の家で遊ぶ割合は54.8%で、13年調査の67.5%に比べて12.7ポイント低かった。