パナが介護の出前授業 小学校で訪問入浴など指導

授業に際して説明を受ける児童生徒たち(パナソニックエイジフリー提供)
授業に際して説明を受ける児童生徒たち(パナソニックエイジフリー提供)

パナソニックエイジフリー㈱は10月から、小学生に向けて介護の仕事の重要性を伝える介護体験学習出前授業を本格展開し始めた。10月26日には、大阪府吹田市立津雲台小学校で授業が行った。

出前授業は、高齢者や体の不自由な人の困り事について、子供たちに理解を深めてもらうのが狙い。教室や体育館などで、1時限45分間または2時限90分間で実施する。

内容は▽介助されながら入浴する「訪問入浴介護サービス体験と見学」▽車いすの乗車体験や装具などを着けて体の機能が下がった状態を体験する「高齢者疑似体験」▽歩行や立ち上がりをサポートする「介護技術の習得」――の3部で構成。

授業では、介護福祉士や介護ヘルパーの資格を持つ同社スタッフが指導に当たる。訪問入浴の授業では看護士も同席する。

平成29年度は大阪府内の6校で実施。平成30年度には首都圏も含めた14校に広げ、1500人以上の小学生を対象に実施する計画。31年度以降は毎年20校程度で開く。現時点では公立校を対象としているが、今後、私立校での実施も視野に入れているという。

同社は、介護体験学習出前授業を通して、「介護」の仕事に対する社会的な意義や価値を伝えていくとしている。教員からは「困り事について、みんなで考えるきっかけになった」との声が上がっているという。