いじめの認知件数333件減 三重県が独自調査

三重県は11月8日、いじめ問題に対する実態把握や取り組み状況に関する調査結果を公表した。県内の公立学校におけるいじめの認知件数は、平成29年4~9月の間で1670件となり、前年度の同時期に比べ333件減少した。

同調査は、同県が独自に実施しているもので、小・中・高校・特別支援学校などの県内公立校と市町教委に質問紙を配布し、回答を集計した。

いじめの認知件数は、小学校が1137件で前年度比243件減、中学校が445件で同68件減、高校が80件で同26件減、特支が8件で同4件増となった。

いじめの態様別件数では、小学校では、「冷やかしやからかい、悪口や脅し文句、嫌なことを言われる」が最も多く、次に「軽くぶつかられたり、遊ぶふりをして叩かれたり、蹴られたりする」「仲間はずれ、集団による無視をされる」が続いた。

中学校も同様の傾向を示した。

高校では、「冷やかしやからかい、悪口や脅し文句、嫌なことを言われる」が最も多く、次に「パソコンや携帯電話等で誹謗中傷や嫌なことをされる」「仲間はずれ、集団による無視をされる」が続いた。

学校のいじめ防止への取り組みについては、児童生徒が自主的にいじめの問題について考え、議論することなどの活動を行った学校は、小学校で87.7%、中学校で80.5%、高校で83.8%、特支で64.7%だった。

また、児童生徒の日頃の行動や態度などについて、学級や学年の中だけでなく、職員会議の場など、学校全体で情報の共有を図っている頻度について聞いた質問に対して、「毎日」と答えた学校は、小学校で30.3%、中学校で49.4%、高校で23.5%、特支で47.1%。小、中、高校で前年度より増加した。ただし、高校では「月に1回程度」という学校が41.2%と最も多かった。

暴力行為をはじめ、犯罪行為の可能性があるものは警察に全て相談・通報していると答えた学校は、小学校で69.2%、中学校で67.5%、高校で57.4%、特支で52.9%で、小、中、高校で前年度より増加した。

市町教委への調査で、いじめの問題に指導上困難な課題を抱える学校があったかを聞いたところ、34.5%が「あった」と答え、前年度より増加した。

また、いじめへの指導に関する教師用手引き書などの作成を行っている教委は34.5%で、前年度より増加した。