社会や世界とつながる教育など議論 エデュコレが開催

各界で活躍する教育関係者らが参加したトークセッション
各界で活躍する教育関係者らが参加したトークセッション

特色ある学校やフリースクール、オルタナティブスクール、教育事業を行う企業、NPOなどが一堂に会する「エデュコレ~多様な教育の博覧会~」が11月26日、東京都文京区の東洋大学で開催された。さまざまなフィールドで活躍する教育関係者をゲストにしたトークセッションや、ロールモデルトーク、出展団体のプログラムを体験できるミニワークショップ、参加者同士の交流などが行われた。(取材協力 EDUPEDIA)

特別企画のトークセッション1では、坪谷ニュウエル郁子氏(東京インターナショナルスクール)、林大介東洋大学非常勤講師、鬼沢真之自由の森学園理事長が、社会や世界とつながるための教育について議論。

坪谷氏は「家族レベルでも国家レベルでも、トピックにあがる課題は違えど、課題解決のプロセスなど、そこにある概念は共通しているものが多い。コンセプトをつかむ訓練が、社会につながるヒントになる」と、林講師は「ヨーロッパの学校では、どんどん自分の主張を話すが、それはお互いに意見を認め合える雰囲気があるから。本気になって話し合う空間があることで、さまざまな社会問題を自分ごととして捉えることができるようになるのではないか」と述べた。

また、鬼沢理事長は「教師の価値観が学校文化を作り、子供たちの行動に現れている。自由の森学園には、自分の考えを本気になって話すことができる空間があるが、その空間を提供できているのは、教師としての在り方が大きく影響している」と語った。

トークセッション2では、「多様な教育関係者とつながっていくために」をテーマに、登壇者は新しいキャリア教育研究会共同設立者の水畑順作氏、NPO法人カタリバの今村亮氏、NPO法人フリースクール寺子屋方丈舎の江川和弥理事長が登壇。

多様な教育のあり方が求められ、そのためにも諸関係機関との連携が不可欠となっている現状ながら、学校現場と教育行政、学校とNPO法人、現場の教員間の壁など、さまざまな分断があることを指摘。「対話を通して相互理解を深め、協力体制を築くことが大切」と意見を交わした。

同イベントは平成21年に初開催され、5回目となる今回は初めて東京と大阪(11月12日実施)の2カ所での開催となった。主催は(一社)コアプラス。

主催者の武田緑さんは、「今の社会において、多様な立場の人々が連携しなければ、多様な子供たちを支えられないのではないかと連携の重要性を実感している。本イベントをきっかけに、新しい繋がりだけでなく、普段の人間関係についても改めて考えるきっかけになれば嬉しい」と話していた。