乳幼児の突然死防止 東京都足立区が保育施設に経費補助

東京都足立区はこのほど、午睡時の安全対策強化のため、監視モニターとベビーセンサーの導入経費を補助すると発表した。

補助するのは、睡眠中の乳幼児の様子を映像で確認する「監視モニター」と、呼吸による振動を検知し、振動が止まると警告音を発する「ベビーセンサー」で、同区内の保育施設306施設のうち285施設が対象。

従来の保育士による定期的な呼吸確認と共に利用することで、乳幼児突然死症候群(SIDS)のリスクを軽減する。また保育士に対しても、心理的な負担が軽減できるとしている。

同区では、保育士が0歳児は5分ごと、1、2歳児は10分ごと、3歳児以上は15分ごとに目視等で睡眠の様子を確認している。

確認項目は①呼吸は規則正しいか②顔色、口唇色や表情に変化はないか③うつぶせになっていないか④吐気・嘔吐はないか⑤眠りの深浅⑥発熱はないか⑦咳きこみや鼻水はないか――の7項目。睡眠チェック表に、確認者と体の向きを記録する。

1施設当たり100万を上限に、計1億2625万2千円が補正予算に組み込まれる。財源は東京都が実施する補助制度「保育所等における児童の安全対策強化事業」を活用する。

埼玉県川口市も同市内の保育施設に、睡眠中の呼吸を常時測定する「乳幼児用呼吸モニター」の購入費を、29年度補正予算で補助する方針を固めている。