学校給食甲子園 埼玉県越生町立越生小が優勝

優勝した越生小学校(左が三好調理員 右が小林栄養教諭)
優勝した越生小学校(左が三好調理員 右が小林栄養教諭)

NPO法人21世紀構想研究会(馬場錬成理事長)が主催し、文科省、農水省などが後援する「第12回学校給食甲子園―地場産物を活かした我が校の自慢料理―」決勝大会が12月3日、東京都豊島区の女子栄養大学で開催された。埼玉県越生町立越生小学校(小林洋介栄養教諭、三好景一調理員)が優勝した。栄養教諭、調理員ともに男性のペアで優勝したのは初めて。

同校の献立は▽山吹の花ごはん▽牛乳▽越生うめりんつくね▽五大尊つつじあえ▽上谷の大クス汁▽ゆずの里ゼリー。山吹の里歴史公園、越生梅林、五大尊つつじなど、地元の名所をイメージした献立で、名産のゆずをゼリーに、大クス汁には学校で栽培しているジャンボひらたけを神秘的な大クスに見立て、地場産物も有効に活用した。

小林栄養教諭は「地域の食を活性化させる食のコーディネーターとして、地場産物や食に関する情報を地域に発信することを考えている。子供たちには、この献立を通して、越生の自然や歴史・文化に触れ、越生のことをもっと好きになって欲しい」と、三好調理員は「小林先生の越生町と子供たちへの愛が感じられる献立。その思いに応え、日々調理している」と語った。

全国2025校・施設の中から審査を経て、12校・施設が決勝大会に進んだ。前日に学校現場での食育授業の様子をプレゼンし、この日は調理実技で給食を完成させた。

審査は、食のプロや学校給食関係者らのほか、実際に食べる立場の子供特別審査員によって行われ、前日のプレゼン審査結果も加味して決定された。

審査委員を代表し長島美保子(公社)全国学校栄養士協議会会長は「地場産物を活用し、日々の食育の教材となる学校給食に取り組んでおり、献立を通して子供たちに伝えたい、たくさんのメッセージを感じ取ることができた」と決勝に進出したチームに高い評価を与えていた。

準優勝以下の各賞は次の通り。

▽準優勝 奈良県宇陀市立学校給食センター(辰己明子さん・学校栄養職員、宇良章子調理員)▽応募献立食育部門賞(食育コンテストでもっとも優秀な食育授業) 福井県春江坂井学校給食センター(坂井市立東十郷小学校)越桐由紀子栄養教諭▽21世紀構想研究会特別賞 群馬県川場村学校給食センタ-(阿部春香さん・学校栄養職員、桑原敦志調理員)▽女子栄養大学特別賞 岡山県新見市立新見学校給食センター(西村香苗栄養教諭、徳永日登美調理員)▽子ども審査員特別賞(子どもたちがもっとも食べたい給食) 佐賀県神埼市学校給食共同調理場(阿部香理栄養教諭、岡健一調理員)▽優秀賞(特に優れた調理技術を発揮) 愛媛県西条市立神拝小学校(武方美由紀栄養教諭、川名良子調理員)▽同(特にうまく地場産物を活用) 新潟県新潟市立女池小学校(金永雅美栄養教諭、石塚恵海調理員)▽同(特に味のバランスに優れていた) 福島県立相馬支援学校(服部恵未子さん・学校栄養職員、横山千秋調理員)▽同(特に有効に調理器具を活用) 兵庫県芦屋市立精道小学校(奥瑞恵栄養教諭、浦口正義調理員)

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