タブレットで出題、採点 佐賀大が推薦入試で実施

タブレット端末の操作方法を確認する受験生たち(佐賀大提供)
タブレット端末の操作方法を確認する受験生たち(佐賀大提供)

佐賀大学は12月5日、理工学部と農学部の推薦入試で、タブレット端末(iPad)を使った入試を実施したと発表した。今後、担当教授や受験生の反応を聞き取り、他学部での採用を検討するという。

この入試は12月1日、受験生65人に対し、端末の操作方法を30分説明してから行われた。60分間の試験では、英語、数学、物理、化学、生物で教科書レベルの問題が出された。機器のトラブルはなかったという。

受験生の学習能力を見るため、一度間違えた問題でも試験中に自動採点し、解説を示した上で類題を解かせた。類題はアルゴリズムではなく、事前に大学側が選んだ問題が出された。

解答の採点は自動化され、受験生の結果は試験後に行われた面接でも活用された。

同大学務部入試課によると、理工学部と農学部の推薦入試では従来、教科書の内容を問う口頭試問を行っていたため、これに代わるシステムとして「タブレット入試」を採用した。類題が必要なため一般的な試験より用意する問題数が多く、準備に時間がかかったという。

「タブレット入試」は平成30年度以降、推薦入試やAO入試でも導入する予定で、英語のスピーキングやリスニングで実施する準備を進めている。