保護者負担の教育費、中学生7万6千円 都教委調べ

一人当たり経費の推移
一人当たり経費の推移

都教委は12月11日、学校納付金調査の結果を公表した。2016(平成28)会計年度に、都内の公立学校の保護者が負担した学校教育費の実支出額は585億4326万8千円で、前会計年度より1億7713万1千円(0.3%)増加。児童・生徒一人当たりでみると、中等教育学校13万3841円を筆頭に、中学校7万6120円、義務教育学校6万4367円、高校(全日制)5万9121円の順に支出が多かった。

同調査は都内の公立幼・小・中、義務教育学校、高校、中等教育学校、特支校の計2375校(在学者数97万944人)を対象に、授業料や制服代などを除き、保護者が学校に納付した経費(学校教育費)を調べたもの。

一人当たり経費は小学校の5万5264円(前会計年度比0.5%減)、高校(全日制)5万9121円(同1.1%減)がわずかに減った程度で、幼稚園1万8745円(同5.7%増)、特支校4万303円(同5.5%増)中等教育学校13万3841円(同1.8%増)など全体的にやや増加した。

構成比をみると、▽幼稚園では「儀式・学校行事」49.1%、「教科活動費」35.9%、「遠足・移動教室」10.4%▽小学校は「学校給食」が4分の3(73.6%)を占め、「教育活動費」14.4%、「遠足・移動教室」7.1%▽中学校は「学校給食」49.9%、「修学旅行・遠足等」25.7%、「教育活動費」16.2%▽高校(全日制)は「修学旅行・遠足等」53.0%、「生活・進路指導」18.0%、「儀式・学校行事」11.7%、「教育活動費」10.0%――だった。学校教育費の一人当たり経費が最も高かった中等教育学校では、「修学旅行・遠足等」に充てる金額が6万4481円(構成比48.9%)と、中学校(1万8979円)、高校(2万9826円)を大きく上回っていた。