都立高入試の英語でスピーキング 都が19年度以降に導入

東京都教育委員会は、2019年度以降に都立高校入試の英語で、「話すこと」(スピーキング)の検査を導入する方針を決めた。大学入試改革などで英語の4技能が測られるのを見据え、高校入試も対応する。12月14日に開かれた第20回定例会で配布された、高校入試の英語検査改善検討委員会の報告書で明らかとなった。

報告書では、スピーキング導入の背景として、現状では英語の4技能のうち、「話すこと」に関しては高校入試で評価されないため、特に高校受験を控える中学校の英語指導に影響を与えていると指摘。また、全国学力・学習状況調査や大学入試においても4技能を測るようになるため、高校入試においても4技能での評価を行うべきだとした。

スピーキング試験の実施に当たっては、都教委と民間の資格・検定試験実施団体とが連携できる体制を構築し、学習指導要領に準拠した内容で出題される。また、公平性の観点などから、試験は一本化し、受検機会は1回のみとなる。

導入に当たっては、中学生などに周知し、準備期間を十分に取る必要性があるため、19年度以降にプレテストを実施して、順次実施校を拡大していく方針。18年度には、運営の課題把握や検査の信頼性・妥当性を調査するための事前調査を行う。

▽活用方法や配点、他の3技能とのバランス▽評価方法(点数評価か段階評価を想定)▽費用負担の在り方▽私立高校などとの調整――などは、今後の検討課題とされた。