若手と管理職が深刻 神奈川が教員の勤務実態調査

1時間以上の超過勤務が常態化
1時間以上の超過勤務が常態化

神奈川県はこのほど、県立高校と特別支援学校の教員の、勤務実態調査結果を公表した。平日の1日あたり勤務時間では、いずれの職種も1時間以上の超過勤務が常態化しているのが明らかとなった。特に、若手教員と管理職が深刻な状況にある。

調査は県立高校23校、特別支援学校7校の校長、副校長、教頭、総括教諭、教諭、養護教諭らを対象に実施。今年9月から10月にかけての、対象校が指定した7日間の出勤時刻、退勤時刻、休憩時間数、持ち帰りも含めた出勤中の業務内容と、その業務にかける時間数の把握を行った。

高校の場合、平日(勤務日)における教員1人当たりの平均学内時間をみると、▽校長 11時間4分▽副校長・教頭 11時間59分▽総括教諭・教諭 10時間26分▽養護教諭 9時間42分――で、いずれの職種でも正規の労働時間である8時間30分(休憩の45分含む)を超えて勤務している状態が確認された。

また、休日における平均学内勤務時間は、それぞれ▽校長 1時間52分▽副校長・教頭 1時間54分▽総括教諭・教諭 2時間14分▽養護教諭 35分――だった。

総括教諭・教諭の平均学内時間を年齢構成別にみると、平日では▽30歳以下 10時間52分▽31~40歳 10時間38分▽41~50歳 10時間21分▽51~60歳 10時間15分――。休日では、▽30歳以下 3時間20分▽31~40歳 2時間33分▽41~50歳 1時間40分▽51~60歳 1時間53分――となり、30歳以下の教員の時間数が他の年齢層と比べて最も多かった。

平日1日あたりの業務内容別にみると、総括教諭・教諭の場合、授業や生徒指導などの「生徒の指導にかかわる業務」が7時間51分で、そのうち部活動の指導は39分を占めた。次いで、職員会議や事務仕事などの「学校の運営に関わる業務」が1時間46分だった。また、休日では「生徒の指導にかかわる業務」は1時間48分で、そのほとんどは部活動の指導だった。

教員1人当たりの1日の平均休憩時間数では、最も長かった高校の総括教諭・教諭でも30分で、いずれの職種でも労働基準法で定められている休憩時間(45分)を下回った。