新築施設の67%「木の学校」に 文科省調査結果

木造施設の事例(宮城県東松島市宮野森小学校)
木造施設の事例(宮城県東松島市宮野森小学校)

文科省は12月19日、公立学校施設における木材利用状況の調査結果を公表した。2016年度に新しく建築された学校施設960棟のうち、645棟(67.2%)が木材を使用。うち、木造施設は207棟(21.6%)、非木造施設のうち内装木質化を実施した施設が438棟(45.6%)だった。同省は木材を使用した学校施設の整備を支援する「木の学校づくり先導事業」を推進しており、引き続き施設整備費の確保や、木材を活用した学校づくりの普及・啓発活動を行っていく。

同年度に木造施設を建築、もしくは内装木質化を実施したのは幼稚園34棟、小学校314棟、中学校173棟、義務教育学校19棟、高校75棟、中等教育学校1棟、特支校29校。「木の学校」の主な用途は、「教室、遊戯室等」372棟、「屋内運動場」121棟、「武道場」19棟の順だった。

同省は、3階建ての大規模木造校舎の建設が可能になった建築基準法改正、14年度に改正された日本工業規格(JIS)の構造設計標準の改正を受け、豊かな教育環境づくりや地球温暖化防止などの観点から、木材を活用した学校施設づくりを推進してきた。しかし、16年5月1日時点で全学校施設37万6213棟のうち、木造施設数は3万5505棟(9.4%)に過ぎない。今後は、新増築であれば原則2分の1の算定割合で国庫補助を行っている点などの周知を図るとともに、講習会の開催や手引書の作成・配布などを通して、学校施設における木材利用の普及・啓発を広く実施する。

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