タブレットが急速に普及 「教育の情報化」調査

タブレット型端末の台数がこの3年で約5倍に
タブレット型端末の台数がこの3年で約5倍に

文科省は12月26日、公立学校における「教育の情報化」の状況を調査した結果を公表した。タブレット型コンピュータ台数は、前年比11万9783台増の37万3538台となり、3年で5.1倍に増えたことが分かった。

教育用コンピュータは202万7520台。1台当たりの児童生徒数は、前年から0.3人分増えて5.9人。都道府県別の最高は1.9人の佐賀県、最低は8.0人の神奈川県だった。

普通教室の無線LAN整備率は、前年比3.5ポイント増の29.6%。都道府県別の最高は63.1%の静岡県、最低は5.7%の富山県。

超高速インターネット接続率(100Mbps以上)は、前年比9.5ポイント増の47.9%。都道府県別の最高は76.5%の京都府、最低は10.5%の福井県。

普通教室の電子黒板整備率は、前年比2.5ポイント増の24.4%。都道府県別の最高は128.5%の佐賀県、最低は11.3%の群馬県。

教員の校務用コンピュータ整備率は、前年比1.9ポイント増の118.0%。都道府県別の最高は140.2%の宮城県、最低は78.0%の奈良県。

統合型校務支援システム整備率は、前年比5.4ポイント増の48.5%。都道府県別の最高は86.8%の愛知県、最低は5.8%の富山県。

教員のICT活用指導力は、(1)教材研究・指導の準備・評価などにICTを活用する能力(2)授業中にICTを活用して指導する能力(3)児童・生徒のICT活用を指導する能力(4)情報モラルなどを指導する能力(5)校務にICTを活用する能力――の5項目で調査された。

各項目に対して「わりにできる」もしくは「ややできる」と回答した教員の割合は、(1)84.0%(前年比0.8ポイント増)(2)75.0%(同1.5ポイント増)(3)66.7%(同0.5ポイント増)(4)80.0%(同1.1ポイント増)(5)80.2%(同0.8ポイント増)。

各項目を都道府県別(最高/最低)にみると、(1)佐賀県93.7%/奈良県79.3%(2)佐賀県92.4%/福島県66.7%(3)岡山県85.2%/奈良県56.1%(4)徳島県92.7%/奈良県71.2%(5)岡山県93.2%/奈良県71.2%。岡山・徳島・愛媛・佐賀の各県は、いずれの項目でもトップ4までに入り、ICT活用指導力の高さを示した。

2016年度中にICT活用指導力の各項目に関する研修を受講した教員の割合は、前年比2.3ポイント増の40.6%(35万3815人)だった。都道府県別の最高は99.5%の佐賀県、最低は15.6%の岩手県。

調査は、公立の小学校、中学校、高校、義務教育学校、中等教育学校、特別支援学校を対象に行われ、全教員が回答に協力した。

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